結束と平等イメージ、大会エンブレムを発表


2020年東京五輪の開会式まであと5年

結束と平等イメージ、大会エンブレムを発表

発表された2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム=24日夜、東京都庁

 2020年東京五輪の開会式まであと5年となった24日、大会組織委員会が同五輪とパラリンピックのエンブレムを発表した。

 五輪のエンブレムは東京、チーム、トゥモローの頭文字「T」、パラリンピックは普遍的な平等の記号として「イコール()」をモチーフにし、結束する「和の力」をイメージした。色彩の基調となる黒は多様性、赤はハートの鼓動、デザインに隠れた大きな円は協調性を表している。

 東京都庁の都民広場で行われたお披露目イベントで、森喜朗組織委会長は「大会準備に関わる人を一つにまとめる旗印になる」と話した。国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のジョン・コーツ委員長は「一体感や喜びを体現するシンボルであり、オールジャパンで結束することの証しになる」と祝福した。

 組織委はデザインを公募し、国内外の104作品からアートディレクターの佐野研二郎氏(42)の作品を選んだ。佐野氏は「いつの日か五輪のシンボルを作ってみたかった。夢は捨てなければかなうんだと思った」と喜びを語った。