元五輪選手5人が小学生ら200人をコーチ
2020東京五輪・パラリンピック開幕まであと5年
2020東京五輪・パラリンピック開幕まであと5年の節目となる24日、記念イベント(東京都など共催)が東京・江東区のシンボルプロムナード公園「夢の広場」で行われた。イベントは元五輪選手らによって、小学生らに世界レベルの技術を体感してもらおうというもの。
公募で選ばれた小学生200人が、08年北京五輪の陸上男子400㍍リレー銅メダリストの朝原宣治さん(43)ら5人の選手から、走り方やバトンパス、声のかけ方などの実演指導を受けた。朝原さんは「オリンピックを遠い存在ではなく、身近に感じてほしい。今日の経験がみんなの良い思い出となるよう全力で頑張ろう」と激励した。
参加した八尋功太郎君(10)=品川区=は「五輪選手が自分の近くにいると思うと少し緊張した。指導を受けて、走るのが以前より速くなったので良かった」とうれしそう。また会場では、この日に青森県からスタートし自転車やランナーが東日本大震災被災地を縦断する「未来(あした)への道1000㌔」の映像を中継。アンバサダーの高橋尚子さんとエール交換が行われた。