「和食の心」を伝えたい、住民らが職人技に舌鼓


伊ミラノで「食」をテーマに掲げた国際博覧会開催中

「和食の心」を伝えたい、住民らが職人技に舌鼓

12日、イタリア北部ミラノで開かれた一流料理人による和食の講習会で、和風のカモ料理を試食する万博来場者(時事)

 「食」をテーマに掲げた国際博覧会(万博)を開催中のイタリア北部ミラノで12日、日本の一流料理人が地元の人々に「和食の心」を伝える講習会が開かれた。

 京都の料亭「木乃婦」を営む高橋拓児さんら4人が講師を担当。大根を薄く切って刺し身のつまにする「桂(かつら)むき」や、薬味などにするため、ショウガを微細に刻む「針生姜(しょうが)」の技法を実演し、住民ら約50人が興味深そうに見入った。

 イタリアの食材を使った和風のカモ料理も試食。ミラノに住むメーキャップアーティストのピエロ・マルシグリヨさん(38)は終了後、「身近な材料のはずなのに想像を絶する味。和食の奥深い世界の一端が分かった」と感心した様子だった。

 高橋さんは「切る技術に優れた日本と、煮たり焼いたりする技に優れたイタリアがお互いの良さを学び合えば、双方がますます発展できる」と日伊の「料理交流」に意欲を示した。

 講習会は、ミラノ博で日本に焦点を当てたイベント「ジャパンデー」が11日に開かれたのを機にキッコーマンが企画。13日まで実施する。(ミラノ時事)