セブン-イレブン、店頭で手軽に免税手続き
新システムを3000店に導入、5分以内に短縮
セブン-イレブン・ジャパンはこのほど、手軽に店頭で免税手続きができる新しいレジシステムを開発したと発表した。これまで手作業で15~20分かかっていた手続きを、5分以内に短縮。月内に、全国の観光地などにある「セブン-イレブン」1000店に導入し、2016年2月末までに3000店にまで拡大する考えだ。
新システムを入れたレジは、専用ボタンを押すだけで免税対応に切り替えられる。パスポートをスキャンし、通常の精算作業を行えば、手続きは完了。訪日外国人客は書類に必要事項を記入する手間が省ける。
昨年10月から、消費税の免税対象に化粧品や食品が加わり、コンビニでも化粧品などをまとめて「爆買い」する客が増えているという。
今後は「2次元バーコードを使って多言語で商品説明する仕組みを導入したり、訪日客向けの商品開発を強化したりする」(井阪隆一社長)方針で、訪日客の消費取り込みを図る。