トヨタ、スポーティーな新型ミニバンを発売


「シエンタ」を全面改良、定番の箱形からイメージを一新

トヨタ、スポーティーな新型ミニバンを発売

トヨタ自動車が発表した新型「シエンタ」。右はサッカーコロンビア代表のロドリゲス選手、左はフリーアナウンサーの滝川クリステルさん=9日午後、東京都渋谷区

 トヨタ自動車は9日、3列シートでファミリー層に人気の小型ミニバン「シエンタ」を2003年の発売後、初めて全面改良し発売した。外観をスポーティーなデザインにするなど、箱形が定番だったミニバンのイメージを一新。ターゲットを中高年にも広げ、昨年4月の消費税増税で低迷を続ける国内販売のてこ入れを図る。

 新型車は既存のガソリン車(排気量1500cc)に加え、ハイブリッド車(HV)も投入。HVのガソリン1リットル当たりの走行可能距離は27・2キロと、ミニバンでトップレベルとした。3列目のシートを格納できるほか、床の部分を低く平らにしたことで、乗り降りしやすくした。定員は6人と7人の2タイプ。

 価格は168万9709~232万9855円(北海道、沖縄を除く)。自動ブレーキなどの安全機能を5万4000円で付けられる。定員が最大5人の車いす仕様車も同時発売。