俳優の三船敏郎さん、ハリウッド殿堂入り


黒沢映画「七人の侍」や「用心棒」などで国際的スターに

俳優の三船敏郎さん、ハリウッド殿堂入り

三船敏郎さん

 黒沢明監督の映画「七人の侍」や「用心棒」などで国際的スターになった俳優の故三船敏郎さん(享年77)が22日、2016年にハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム(名声の歩道)」入りする人物に選ばれた。日本関係では、映画「戦場にかける橋」に出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた早川雪洲のほか、日本映画が生んだ怪獣ゴジラも選ばれている。

 ハリウッド商工会議所の選定委員会が同日、発表した。今後、選ばれた人物の名前が刻まれた星形のプレートがハリウッド大通りの歩道に埋め込まれる。

 三船さんは黒沢監督の映画に多数出演し、出演作品が海外のグランプリを受賞するなど、重厚な演技が国際的評価を受け「世界のミフネ」とも呼ばれた。

 今回、三船さんが選ばれた「映画部門」では、米映画監督クエンティン・タランティーノ氏や戦争映画「アメリカン・スナイパー」で主演したブラッドリー・クーパー氏らが選出された。(時事)