成田空港検疫所が韓国便到着客にチラシを配布


日・英・中・韓4カ国語で注意事項を記載、MERS感染拡大で

成田空港検疫所が韓国便到着客にチラシを配布

 韓国などで中東呼吸器症候群(MERS)が拡大していることを受け、成田空港検疫所は18日、韓国や中東からの旅客機で帰国・入国する旅客に対し、日、英、中、韓の4カ国語で注意事項を記載したチラシの配布を始めた。

 韓国などからの帰国・入国者に注意を呼び掛けるポスターの掲示やチラシの用意はこれまでも行ってきたが、チラシを持ち帰るかどうかは旅客の判断に任されていた。日本への入国者が多い韓国での感染拡大が止まらないことから、韓国便と中東便の旅客に対しては原則的に、航空機が到着するたびに職員が検疫ブース前に立ち、チラシを受け取るよう呼び掛けることにした。

 18日午前はまず、第3ターミナルに到着した韓国格安航空会社(LCC)の旅客にチラシの持ち帰りを呼び掛け、そのまま通過しようとする人には手渡していた。