「御岳ロープウェイ」が今季の運行を開始


サイレン新設、ヘルメット配備、「また愛される山に」

「御岳ロープウェイ」が今季の運行を開始

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の山腹にあり、昨年9月27日の噴火以降休業していた「御岳ロープウェイ」(長野県木曽町)が6日午前、今季の運行を始めた。噴火では57人が死亡し、6人が行方不明のまま。出発式では参加者が黙とうをささげ、運営会社の今孝志社長(61)が「お客さまと共に、より強い絆で結ばれた木曽にしていきたい」と涙声であいさつした。

 一番乗りした同県安曇野市の主婦雨野雅子さん(63)は「浮かれた気持ちにはなれないが、前を向かないといけない。御嶽山がまた愛される山になればいい」と話した。

 ロープウエーは5合目から7合目まで全長2・3キロを約15分で結び、毎年5月末から11月に10万人以上が利用する町の中核的な観光施設。運営会社は緊急サイレンを新設し、ヘルメット500個、ゴーグル1000個などを備えた。

 御嶽山の火口から半径2キロは今も入山が規制されている。長野県側の開山式は7月1日に行われ、規制区域外の8合目付近まで登れるようになる予定。

 県は梅雨明け以降に行方不明者捜索を再開する方針で、今月9-11日に調査隊を派遣する。