関脇照ノ富士、平成生まれ初の大関に昇進


「夢みたい、フワフワしている感じ」初優勝から一夜明け会見

関脇照ノ富士、平成生まれ初の大関に昇進

 大相撲夏場所で初優勝し、大関昇進が確実になった関脇照ノ富士(23)が、千秋楽から一夜明けた25日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で記者会見し、「夢みたいで信じられない。まだフワフワしている感じで、どうなっているか分からない」と喜びの心境を語った。

 連絡したモンゴルの両親は、電話口で泣いていたそうで、「本当に喜んでくれてよかった」としみじみ話した。お祝いの席は朝方まで続き、400通以上届いたメールは「まだ全然読めていない」と言う。

 千秋楽後の優勝パレードでは、兄弟子の日馬富士が旗手を務めてくれた。思い描いていたことが次々と現実となり、「全部自分の思った通りになった」と満面の笑みを浮かべた。まもなく平成生まれ初の大関となる大器は、「上から2番目なので、今まで以上に努力して頑張らないといけない」。そう言うと少し表情を引き締めた。