札幌で夕張メロン2玉が150万円で落札
中央卸売市場で初競り、新潟のスーパーが今年最高値で
北海道の初夏到来の風物詩となった夕張メロンの初競りが22日、札幌市の中央卸売市場で行われた。42玉が初競りにかけられ、過去4番目の150万円(1箱2玉)で落札された。過去最高は250万円。
今年最高値のメロンを手に入れたのは、新潟県で「スーパー清水センター」直営約15店を展開する新潟市の清水商事。札幌市の仲卸会社に競りを依頼し、市場で見守った清水商事のバイヤーは、「今年初めて参加した。落札できるとは」と驚きを隠せない様子。鈴木直道夕張市長も市場を訪れ、満足げに成り行きを見守った。
落札したメロンは新潟県内のスーパーなどに展示する予定で、その後販売するかどうかは「これから検討する」(清水商事)と話した。
夕張市農協によると、収穫は21日に始まった。今年は雪解けが早く進み、天候に恵まれたため、メロンは若干小ぶりながらも味は良いという。