狂言師の野村萬斎さんと小中学生27人が共演


兵庫県加西市で、播磨国風土記の編さん1300年を祝う

狂言師の野村萬斎さんと小中学生27人が共演

 兵庫県加西市の玉丘史跡公園で、播磨国風土記の編さん1300年を祝う祭りが開催された。狂言師の野村萬斎さんが、監修した新作狂言「根日女(ねひめ)」を上演。萬斎さんが1年間指導した「こども狂言塾」の小中学生27人も共演した。

 新作狂言は、風土記に記述があり、公園内の古墳に眠るとされる根日女と、2人の皇子をめぐる悲哀物語。根日女役の女子児童(12)は「みんなで頑張った。すごくいい経験になった」とほほ笑んだ。

 根日女の父を演じた萬斎さんは「周りの人が支えてくれ、大きな力になった」と話していた。