引く手あまた「ジダン監督」、動向に注目
UEFA最高位の指導者資格「プロライセンス」を取得
最も偉大なサッカー選手の一人と称される元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏(42)が欧州連盟(UEFA)最高位の指導者資格「プロライセンス」を取得したことが8日報じられ、今後、どこで指揮を執るのか動向が注目されている。
現役時代はユベントス(イタリア)、レアル・マドリード(スペイン)で活躍し、欧州チャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得。フランス代表としても108試合に出場し、1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会の優勝に貢献した。2006年に引退し、現在はスペイン3部リーグに所属するレアル下部チームのコーチを務めている。
将来的にはフランス代表の指揮も視野に入れているが、スペイン紙の取材に対し、「レアル監督の話が来れば、間違いなく同意するだろう」と答えている。レアルのアンチェロッティ監督は来季まで契約が残っているが、今季で解任のうわさもあり、周囲はざわついている。
レアルの他にも、フランス1部のマルセイユやモナコなどの監督候補としても取り沙汰されている。引く手あまたのジダン氏は8日、写真共有サービス「インスタグラム」に笑顔の写真を投稿し、「プロライセンスを取得できて、とても誇らしく思う。任務完了」と記した。(ロンドン時事)