ファミリーマート、異業種企業との提携拡大


コンビニ店内に地銀手続きや旅行の相談の窓口を設置

ファミリーマート、異業種企業との提携拡大

JR東京駅前のビル内のファミリーマート店に設置された「銀行手続の窓口」=27日午前、東京都千代田区

 ファミリーマートが、異業種企業との提携を拡大している。旅行大手エイチ・アイ・エスと業務提携を検討すると27日に発表。また、地方から首都圏に転居した地銀の利用者向けに、預金口座の住所変更などの手続きができる窓口を設けた店を、このほどJR東京駅前のビルに開いた。

 ファミマは既に、薬剤師が店内で医薬品を販売する店や、カラオケ店の入り口部分で営業する店を開いている。提携業種を広げ、顧客を幅広く呼び込む店づくりを目指す。

 エイチ・アイ・エスとは、コンビニ店内への旅に関する相談窓口の設置や、マルチメディア端末を使ったツアーの販売などを検討する。海外のファミマでも日本行きの旅行商品を売る予定だ。

 一方、JR東京駅前の店内の「銀行手続の窓口」(日本ATM社運営)は、平日夜や土日、祝日も営業。提携先は長野銀行、名古屋銀行など8行で、今後増やす予定。ファミマは今後3年間に同様の店を東京、大阪、名古屋などで20店開く方針だ。