今年初トキのひなが誕生、自然界で4年連続
親鳥がひなに餌を与える姿を環境省が確認
環境省は24日、新潟県・佐渡島で放鳥された国の特別天然記念物トキのペア2組について、それぞれ巣の上にひなが1羽ずついるのを確認し、自然界で今年初のひなが誕生したと発表した。自然界でのふ化は36年ぶりだった2012年から4年連続となる。
一組は6歳の雄と5歳の雌のペアで、12年から4年連続でひなをふ化させ、これまでに9羽を巣立たせている。もう一組は6歳の雄と4歳の雌のペアで、昨年2羽のひなをふ化させ、1羽を巣立たせた。
いずれも24日朝に巣の上で、親鳥がひなに餌を与える姿などを環境省職員や新潟大職員が確認した。