第1回観光交流大賞は長野県大町市
NPO法人地域活性化支援センター、「恋人の聖地」活用で表彰
プロポーズにふさわしい観光スポットを「恋人の聖地」に選定しているNPO法人地域活性化支援センター(静岡市)は20日、聖地を最も地域振興に活用した団体に長野県大町市を選び、第1回観光交流大賞を贈った。
同センターは、これまでに全国で209カ所の聖地を選定しているが、聖地を生かした取り組みを表彰するのは初めて。
大町市は、市内に点在する観光スポットを「北アルプスハートロード」と名付け、2013年4月、聖地に選定された。市は聖地などで13、14年度に婚活イベントを計6回実施し、計40組のカップルが誕生したことなどが評価された。
大町市には立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口があり、審査員を務めた女優の菊川怜さんは「結婚式の選択肢が広がるすてきな場所」と評価。同市の西沢美千夫観光課長は「受賞を励みに、聖地を地域振興に一層役立てたい」と話した。
恋人の聖地は「非婚、少子化対策と観光地の活性化」をテーマに、06年から選出。埼玉を除く46都道府県の公共機関が管理する132カ所と、民間施設77カ所が選ばれている。