川重の新型車両「7000系」、米国で運行開始


米ワシントン首都圏交通局、新型地下鉄車両をバージニア州で公開

川重の新型車両「7000系」、米国で運行開始

米ワシントン首都圏交通局の地下鉄で運行が始まる川崎重工業製新型車両「7000系」の車内=13日、バージニア州アーリントン(時事)

 米ワシントン首都圏交通局は13日、川崎重工業製の新型地下鉄車両「7000系」をワシントン近郊のバージニア州で公開した。14日からワシントンと同州などを結ぶ「ブルーライン」路線で運行を始める。

 7000系は首都圏交通局初のステンレス製の車体で、車内には映像や路線図を表示する情報モニターを搭載した。13日の公開式典でバージニア州のマコーリフ知事は、地下鉄の利便性が高まれば「州の成長につながる」と語り、新車両に期待を示した。

 首都圏交通局は528両を発注しており、米メディアによると導入費用は総額14億6000万ドル(約1750億円)。川重は中西部ネブラスカ州の工場で車両を組み立て、2018年末までに順次納入する。(ワシントン時事)