「縄文のビーナス」と「仮面の女神」が話題


長野県信濃美術館で、企画展「いのりのかたち」開催

「縄文のビーナス」と「仮面の女神」が話題

 数え年で7年に一度の善光寺(長野市)の「御開帳」を記念し、寺に隣接する長野県信濃美術館で、「いのりのかたち」と題した企画展が始まった。仏像などと並び、茅野市で出土した縄文時代の土偶「縄文のビーナス」と「仮面の女神」が展示され、話題を呼んでいる。

 高さ27センチの「縄文のビーナス」は約5000年前、同34センチの「仮面の女神」は約4000年前の作品とされ、全国の国宝土偶5体のうちの2体。

 美術館は「子どもを授かった女性像であり、日本人の祈りの原点」と展示の意義を説明している。展示は御開帳期間が終わる5月31日まで。