福島の水道水「モンドセレクション」で金賞を
ペットボトル詰め「ふくしまの水」を販売、風評払拭に活用
福島市の水道水が、食品などの国際的な品質評価機関「モンドセレクション」の金賞を獲得した。市が9日までに発表した。市水道局はペットボトル詰めの「ふくしまの水」を製造・販売しており、東京電力福島第1原発の風評を払拭(ふっしょく)するために活用したい考えだ。
金賞は最高金賞に次ぐ高評価。水道水で金賞以上を受けたのは東北初で、全国でも7件目という。放射性物質の検査では、原発事故直後の2011年4月以降、他地域の水道水と同様に数値が低すぎて検出されない状態が続いている。
500ミリリットル入りで1本100円。市役所の売店などで販売されている。市は今後「金賞受賞」の表示を加え、安全性とおいしさのPRに役立てる方針。