栃木県日光市で古式ゆかしい「弥生祭」


春を告げる日光二荒山神社の例大祭

栃木県日光市で古式ゆかしい「弥生祭」

 栃木県日光市の二荒山神社と市街地で、4月13日(月)から17日(金)まで、弥生祭が開催される。これは日光二荒山神社の春を告げる例大祭で、昔は陰暦3月に行われたので弥生祭と呼ばれている。祭日が現在のように変わったのは太陽暦に改められた明治6年。

 13日、本社・滝尾・本宮の三社による神輿(みこし)飾祭を皮切りに、五日間にわたって神事が行われる。見どころは大祭当日の16日と17日、付祭として日光地区の東西11ヵ町の花家体が繰り出される「各町家体出し」。

 威勢のいい掛け声で坂道を駆けあがると、各町内の家体が境内に勢ぞろいし、古式ゆかしい作法で行事、頭役らが他町を訪れて「名刺交換」が行われる。