米ニューヨーク市内に「プリクラ」が登場
高性能機は初、フリューが海外仕様機「プリブース」を開発
若い女性を中心に「プリクラ」の通称で親しまれている写真シール印刷機が米ニューヨーク市内に登場した。撮影した画像を加工したり、携帯電話に送ったりできる高性能機が当地で利用可能になったのは初めて。
設置されたのは日本国内シェア首位のフリュー(東京)が開発した海外仕様機「プリブース」。基本機能は同じだが、慣れない外国人でも楽に操作できるようタッチパネルを採用したほか、仕切りのカーテンを短くして圧迫感を与えないよう配慮するなどの工夫をした。
ミッドタウン地区にある日米交流団体ジャパン・ソサエティーの施設内に置かれ、13日から1回5ドルで利用可能。同施設では6カ月間の稼働予定だが、フリューは反応を見ながら米国への本格進出につなげたい考えだ。
米国ではフェイスブックなどのネット交流サイトで自身の画像を公開することが一般的な上、証明写真に近い装置「フォトブース」も普及している。フリューは「写真シールが文化として受け入れられる土壌はある」と期待を寄せている。(ニューヨーク時事)