「地域おこし協力隊」の隊員数、1500人超に


「協力隊全国サミット」都内で初開催、高市総務相があいさつ

「地域おこし協力隊」の隊員数、1500人超に

「地域おこし協力隊全国サミット」であいさつする高市早苗総務相=8日午後、東京都港区

 高市早苗総務相は8日、都会の若者らが過疎地などに移住して地域の活性化を支援する「地域おこし協力隊」の隊員数が今年度末に1500人を超える見通しとなったことを明らかにした。2013年度(978人)の1・5倍増となる。都内で開かれた初の「協力隊全国サミット」で語った。

 高市氏は「地域の人と汗を流し、安心して暮らせる。そんな地方が各地にたくさんできれば日本が変わる。そのきっかけをつくるのが協力隊だ」などと強調した。

 協力隊は、人口減少や高齢化に悩む山間部などの自治体が、国の財政支援を得て都市部の住民を受け入れる制度。1~3年の任期後もその地域に住み続けるケースも多く、地方創生に大きな効果が期待できることから、政府は、隊員数を16年度までに3000人に拡大する目標を掲げている。

 全国サミットには、各地の隊員約300人が集結。現地での活動の報告や体験の紹介などを行った。