尾を引く彗星、鮮明な画像を撮影


米フェルミ研究所、超高性能なデジタルカメラで

尾を引く彗星、鮮明な画像を撮影

暗黒エネルギー研究用の超高性能デジタルカメラで昨年12月27日に撮影された彗星(すいせい)。アマチュア天文家のラブジョイさんが昨年8月発見した(米フェルミ国立加速器研究所提供)

 謎の暗黒エネルギーの解明を目指す超高性能なデジタルカメラで、尾を引く彗星(すいせい)の鮮明な画像を撮影したと、米フェルミ国立加速器研究所が27日までに発表した。このカメラは南米チリの高地にある口径4メートルの望遠鏡に設置され、画素数が5億7000万ピクセルもある。

 この彗星はオーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラブジョイさんが昨年8月に発見した。今年1月7日に地球、同月30日に太陽に最接近し、一時期は夜空の暗い所なら肉眼で見える明るさになった。超高性能カメラで撮影された昨年12月27日には、彗星は地球から約8200万キロの所にあった。

 暗黒エネルギーは宇宙の膨張が加速している原因と考えられるが、正体は不明。直接観測できないが、膨大な数の銀河や銀河団、超新星を観測して動きを精密に解析すれば、間接的に詳しい性質が分かると期待される。フェルミ研などの国際研究チームは2013年からこの超高性能カメラで観測を続けている。