ウィリアム英王子が公式訪問のため初来日


五輪会場の視察や被災地の訪問を行う

ウィリアム英王子が公式訪問のため初来日

浜離宮庭園で東京都の舛添要一知事(右)の説明を受ける英国のウィリアム王子=26日午後、東京都中央区(代表撮影)

 英国のウィリアム王子(32)が26日午後、日本公式訪問のため、羽田空港に到着した。3月1日までの滞在中、東京都内で各種行事に参加するほか、東日本大震災の被災地を訪れ、被災者と交流する。ウィリアム王子の来日は公私を通じて初めて。4月に第2子を出産予定のキャサリン妃は同行しなかった。

 ウィリアム王子は到着後、小型船で東京湾を周遊し、2020年の東京五輪・パラリンピックの会場予定地を視察した。雨が降りしきる中、デッキに姿を現した王子はお台場方面を眺めながら、随行した東京都の舛添要一知事から説明を受けた。

 続いて訪れた浜離宮庭園では、茶屋で茶道裏千家の前家元、千玄室さんのたてたお茶が振る舞われた。数百年にわたる茶道の歴史などを聞くと、王子は「信じられない」と驚きの声を上げた。

 「未来に焦点を当て、伝統と遺産を融合させる」(英王室)のが、今回の訪日のテーマ。ウィリアム王子は滞在中、英国の革新技術や製品を紹介するイベントに出席するほか、横浜市の英連邦戦死者墓地を訪問し、献花する予定。

 また、福島県と宮城県の被災地を訪れる。ウィリアム王子は「人々がどのようにして、力強い希望とともに暮らしを再建しようとしているか」について話を聞きたい意向という。