W杯見据え連係強化、代表選考には緊張感を
なでしこジャパンのメンバーに宮間ら選出、澤は外れる
W杯に向け、最初の試金石となるアルガルベ杯に、佐々木監督は22人を招集した。常連メンバーが名を連ね、初選出はいない。「チームの質をいろんな角度で高めたい。選手間のコミュニケーション、チームワーク(の強化)をこの期間でやっていきたい」と話すように、連覇達成に向けて、連係強化を目指す狙いが強い.
佐々木監督は、対戦相手について、体格面で日本を上回るだけでなく、組織力を身に付けていると警戒している。「連係してボールを奪えていたのが、逃げられるようになった。攻撃、守備でプラスアルファを試したい」。3トップ、1トップなど新しい選択肢を増やす考えを示した.
昨年5月を最後に代表から遠ざかっている澤については「一選手についてコメントするのはフェアではない」と外した理由は語らなかった。だが、今回外れても、W杯出場がないわけではないとの見解も示した。「(候補の)枠を広げながら選考する。枠の外にはまだたくさんいる」と、各選手に緊張感を持たせようとしている。