日本大賞は座間洋らんセンターの加藤春幸さん


3000種10万株を集めて、世界らん展が東京ドームで開幕

日本大賞は座間洋らんセンターの加藤春幸さん

日本大賞を受賞した「スピリット オブ ザマ」の前で写真に写る加藤春幸さん=13日、東京ドーム(文京区)

 世界23カ国・地域から約3000種、10万株の蘭(らん)を集めて美の競演を繰り広げる「世界らん展日本大賞2015」(主催、同実行委員会)の開幕式が13日、東京ドーム(文京区)で高円宮妃久子殿下、承子女王殿下をお迎えして行われた。14日から一般公開される。(22日まで)

 日本大賞は、個別審査部門794作品の中から、座間洋らんセンターの加藤春幸さん(35)の「スピリット オブ ザマ」が受賞した。受賞作は「デンドロビューム スミリエ」(原産地・ニューギニア)という種類で、高さ135㌢という株の大きさや1700輪以上の花を咲かせたことなどが高く評価された.

また25周年のメモリアルイヤーとなる今回、英国のバッキンガム宮殿やヨーロッパの大財閥ロスチャイルド家と関係の深い品種や、国内初公開となる蘭の妖精「オルキス」なども展示されている。