うたげ、華やかに


元代の精美な壁画発見

うたげ、華やかに

元代の墓から見つかった壁画。主人と夫人らがうたげを楽しむ様子が描かれている(中国陝西省考古研究院提供・時事)

 中国陝西省楡林市横山県で元代(1271~1368年)の墓から精美な壁画が見つかり、同省考古研究院が20日までに写真などを公開した。モンゴル人とみられる主人と5人の夫人が並んで座り、華やかなうたげを楽しんでいる様子が描かれている。

 同研究院によると、石造りの墓室は縦横2・3メートル、高さ2・8メートルほど。内部に壁画が描かれ、侍女のほか、笛や琵琶を手にした楽団の姿もある。

 昨年初め、大雨のため偶然発見され、発掘調査が始まった。少なくとも4人とみられる埋葬者がどのような人物かは不明という。(北京時事)