東京消防庁が東京ビッグサイトで出初め式
一斉放水や伝統はしご乗り
東京消防庁の出初め式で披露された、江戸消防記念会によるはしご乗り＝６日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト
東京消防庁の出初め式が６日午前、東京ビッグサイト（東京都江東区）で行われた。
式典で、大江秀敏消防総監は東京五輪・パラリンピックが５年後に迫っていることを踏まえ、「世界一安全な都市東京に向け全力を尽くす」などと訓示した。
出初め式には、消防隊員やボランティアら約２７００人と、消防車両約１３０台、ヘリコプター、消防艇などが参加。パレードや一斉放水が行われ、町火消しの伝統を受け継ぐ江戸消防記念会によるはしご乗りの演技も披露された。
訓練では、大規模地震を想定し、倒壊した建物から逃げ遅れた被災者を救出。爆発火災現場での大量放水による消火活動や、ヘリでいち早く災害現場に隊員を投入する実演もあった。
会場では、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山噴火による災害で、派遣された同庁山岳救助隊の活動も紹介された。
