英ロンドン名物の衛兵が「後方」勤務に
テロ攻撃の標的になる恐れ? デーリー・テレグラフ紙
英ロンドンのバッキンガム宮殿などで王族の護衛任務を担う衛兵が、テロ攻撃の標的になる恐れがあることから、観光客から離れた「後方」に移動させられることになった。29日付デーリー・テレグラフ紙が報じた。
黒い毛皮帽など伝統衣装の衛兵らが宮殿前などで行う交代式はロンドン名物の一つで、大勢の観光客が見学に集まる。警察と王室は、人目を引く衛兵がテロの標的になる可能性を懸念、観光客にほど近い哨舎から、より奥まった位置に移動させることを決めたという。衛兵はライフルを携帯しているが、実弾は装填(そうてん)されていない。(ロンドン時事)