練馬に水素ステーション


東京ガスが東日本で初

練馬に水素ステーション

東京ガスが東京都練馬区に開設した東日本で初めての商業用水素ステーション=18日、東京都練馬区

 東京ガスは18日、商業用では東日本初の水素ステーションを東京都練馬区に開設した。水のみを排出する「究極のエコカー」とされる燃料電池車(FCV)に燃料の水素を供給する。トヨタ自動車が15日、FCV「ミライ」を市販車として世界で初めて発売。ホンダも2015年度中の発売を目指しており、東京ガスはメーカーと足並みをそろえて普及を図っていく。

 練馬の水素ステーションは1時間で乗用車6台分に燃料を入れられる。まずはレギュラーガソリン並みの価格を目指していく考え。ただミライは納車まで最長2年程度かかる見通しで、当面は供給がほとんどない状態が続きそうだ。

 東京ガスの救仁郷豊副社長は18日の開所式典で、「首都圏のエネルギー事業者として水素ステーション整備へ協力していきたい」と語った。さいたま市でも建設を進めている。