日本海側は大雪警戒続く、航空や新幹線に乱れ
太平洋側でも名古屋市で記録的な積雪
日本列島は18日も全国の沿岸部などで強風が吹き、北海道から山陰にかけての日本海側や東日本の山地で雪が降った。気象庁は、強い冬型の気圧配置は西日本から緩むが、東北の日本海側や北陸を中心に19日明け方まで大雪が続く恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。
日本航空と全日空では18日、北海道内の発着便を中心に計104便が欠航し、計約6930人に影響が出た。東北や山形、秋田新幹線なども運休や遅れが相次ぎ4万人以上が影響を受け、東海道新幹線も一部区間で速度を落とした。19日は日航と全日空に欠航便はほとんどない見通しで、各新幹線も始発から通常通り運転する予定だ。
18日午後6時までの24時間降雪量は、群馬県みなかみ町で70センチ、北海道上川町・層雲峡で51センチを観測した。同6時の積雪は新潟県津南町で2メートル4センチ、長野県野沢温泉村で1メートル80センチとなった。
19日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、東北と北陸40センチ、関東甲信30センチ。海上は大しけで、19日にかけての波の高さは北海道と北陸7メートル、東北の日本海側と近畿北部6メートルの見込み。