日本から植林ボランティアが「植林祭」式典に


バリ島で開催、「国際協力60周年」で記念事業に認定

日本から植林ボランティアが「植林祭」式典に

「植林祭」式典に出席した(前列右から)柴田和夫・在デンパサール総領事、宮崎林司NPO法人アジア植林友好協会理事長と、現地スタッフら=7日、インドネシア・バリ島(日本から参加の植林ボランティア提供)

 NPO法人アジア植林友好協会(宮崎林司理事長)の一行はこのほど、インドネシア・バリ島で開催された「2014植林祭」に参加した。この植林祭は同国で毎年行われており今年で6回目。日本からは「バリ植林祭プロジェクト」(同協会主催)として毎年参加しているが、これは今年、日本外務省の国際協力60周年記念事業に認定された。

 植林祭式典には、柴田和夫・在デンパサール日本総領事夫妻、マイディワルド駐日インドネシア大使館林業部長らが出席し記念植樹を行った。式典で柴田総領事は、「日本人がわざわざ植林にバリまで来てくれて心強い。バリ島に住む一人としてもありがたく思う。この植林祭で、バリの子供の心に植林の大切さを植えつけていただきたい」と述べ、日本から参加の宮崎理事長は「私たちの団体の目的は、地球を愛し平和を愛する人間の育成だ。このイベントに参加していただくことで、価値観の共有ができることを願っている」と語った。

 今回の参加者は、現地から日本語学校の生徒、キンタマーニ高校、バリの森を守る会など合わせて25団体約800人、日本からは植林ボランティア18人で、アンププ、センダンなど計4000本の植林をした。