新宿歌舞伎町で、客引き撲滅のパトロール
ぼったくり被害110番増、警視庁やボランティア80人目を光らす
日本最大級の歓楽街が広がる東京都新宿区歌舞伎町で、区条例で禁止されている客引きを撲滅するため、警視庁新宿署の警察官や地元ボランティアらが3日深夜から4日未明にかけて、パトロールした。
新宿区は昨年9月、道路や広場など公共の場での客引き行為を全面的に禁止する条例を施行。歌舞伎町では客引き行為に絡む110番は一時減少したが、今年に入り、悪質風俗店でぼったくりの被害に遭ったなどの通報が増加していた。
パトロールでは、警視庁の新宿署員や機動隊員、ボランティアら計80人が、歌舞伎町の繁華街を歩き、客引きが行われていないか目を光らせた。参加した歌舞伎町商店街振興組合の片桐基次理事長は「歌舞伎町を安全で安心して楽しめる街にしたい」と話した。