格安航空会社のジェットスター、国際線に進出


来年2月末から関西-香港線を運航、当面は週3往復

格安航空会社のジェットスター、国際線に進出

ジェットスター・ジャパンとして初の国際線となる関西-香港線の就航発表で記念撮影に応じる鈴木みゆき社長(右から3人目)=3日午後、東京都渋谷区

 格安航空会社のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は3日、初の国際線となる関西-香港線を2015年2月28日から運航すると発表した。片道運賃は5990~3万3490円(燃油特別付加運賃除く)。当面は週3往復運航する。

 鈴木みゆき社長は「香港の人は京都などの伝統的な観光地に興味がある」と述べ、訪日客の取り込みに意欲を示した。

 ジェットスター・ジャパンの14年6月期の純損益は111億円の赤字となり、収益力向上が急務。鈴木社長は「国際線就航により機材の稼働率が上がる」と意義を強調した。将来は成田空港を発着する国際線も運航する方針だ。

 同社は機内持ち込み手荷物の重量上限を10キロから7キロに引き下げることも発表した。機内混雑による遅延を防止するためで、15年2月1日搭乗分から実施する。