関門トンネル、海底の県境が人気スポット


「隠れた」観光名所は全長780メートルの「人道トンネル」

関門トンネル、海底の県境が人気スポット

 関門海峡の海底を貫き、本州の山口県下関市と九州の北九州市を結ぶ関門トンネルには、人が通行できる全長780メートルの「人道トンネル」がある。山口、福岡両県の県境がトンネル中央部付近に位置しており、海面下約60メートルの県境線は観光客らの人気スポットとなっている。

 関門トンネルは1958年開通。二重構造で上が自動車用、下が歩行者用に分かれる。

 海上の関門海峡は風光明媚(めいび)な景観で多くの人を魅了するが、人道トンネルも海底で本州と九州をまたぐという面白さから「隠れた」観光名所といえそうだ。