同名が縁、日本人が「一日駅長」を体験
「板橋」「清水」「富岡」「追分」「関山」、台湾32駅で
「板橋」「清水」「富岡」「追分」「関山」-。日本と台湾にある同じ名前の32の鉄道駅にちなみ、台湾観光当局は25日、駅名と同姓または同名の日本人に各駅で「一日駅長」を体験してもらうイベントを始めた。
「一日駅長」を務める32人は、約2000人の応募者の中から駅名ごとの抽選で選ばれた。24日から3泊4日の日程で台湾に招かれ、25、26日に各地で「一日駅長」を体験し、地元住民と交流する。応募最多の「田中駅」(長野県、台湾彰化県)の駅長に選ばれた自営業の田中孝二郎さん(67、東京都在住)は「台湾は初めて。駅長を立派に務めたい」と抱負を語った。
今年1~10月に台湾を訪れた日本人は過去最高の133万人1500人。台湾側は「同名駅」をPRし、日本人観光客の誘致拡大につなげたい考えだ。(台北時事)