エアバス、最新型旅客機「A350」を公開
羽田空港で、日航が19年に56機を導入する計画
欧州航空機大手エアバスは20日、羽田空港で、最新型旅客機「A350」を報道陣に公開した。胴体などに軽くて強い炭素繊維素材を採用することで、大きさがほぼ同じ米ボーイングの「777」に比べ燃料消費を25%抑えた。年内にもカタール航空が世界で初めて就航させ、国内では日本航空が2019年から最大56機を導入する計画だ。
A350は大きさにより3種類あり、標準的な座席数は276~369席。従来機に比べ窓を大きくし、荷物棚も拡大した。機内照明は発光ダイオード(LED)を使用。日の出や日没時などの明るさを再現し、乗客の時差ぼけを軽減することができるという。
エアバスは20日現在、欧州やアジアなどの航空会社39社からA350を計750機受注している。