皇居・三の丸尚蔵館の入館者数500万人に
1993年11月開館、美術品9800点を所蔵
皇室ゆかりの品々を所蔵し展示している皇居・東御苑の三の丸尚蔵館の入館者数が15日、500万人に達した。500万人目は東京都中央区の会社経営中西俊作さん(68)。宮内庁から記念品として、開催中の天皇陛下傘寿記念特別展「天皇陛下 昭和28年欧米14か国の旅」の図録などが贈られた。
同館は1993年11月開館。皇室に代々受け継がれ、平成に入って国に寄贈されるなどした美術品約9800点を所蔵している。当初は収蔵を主目的に考えられていたが、「せっかくだから多くの国民に見ていただいてはどうか」との天皇陛下の意向を受け展示室を設置。同庁はスペース拡充のため、新館建設を検討している。
開催中の特別展は、当初16日までだった前期の開催期間が20日までに延長された(17日は休館)。後期は22日から12月23日まで。