パリの見本市で兵庫の小山進さんが「最優秀」
チョコ愛好団体「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ」が表彰
フランスのチョコレート愛好家団体「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ」が作るチョコの2015年版ガイドブックで、菓子店「エス・コヤマ」(兵庫県三田市)を営む京都市出身の小山進さん(50)が最優秀の2人のうち一人に選ばれ、パリで開催中のチョコ見本市で31日、表彰式が行われた。
同団体は、世界中から応募したチョコ職人約200人の中から実力の高い12人を厳選。このうち最優秀賞は小山さんと、パリで菓子店を経営するフランス人のロラン・デュシェーヌさんだけだった。デュシェーヌさんの店では鹿児島県出身の妻、有薗京子さん(44)がチョコ製作を担当しており、表彰台には夫婦そろって登壇した。
11年と12年に連続入賞、昨年は惜しくも受賞を逃した小山さん。今回は桜の葉やしょうゆなど日本独特の食材を用いたチョコ4種を出品し、審査員全員から満点の評価を獲得した。小山さんは受賞後、「前回の反省から、独り善がりにならず、より多くの人に良さが伝わる作品づくりを心掛けた。来年もまた受賞を目指したい」と語った。
日本人ではこのほか、パリでチョコ店「モリ ヨシダ」を経営する静岡県清水町出身の吉田守秀さん(37)が「仏国内で活躍する外国人」部門で受賞した。(パリ時事)