開発中のステルス戦闘機F35、空母着艦に成功
機体尾部のフックを甲板上のワイヤに引っ掛ける方式で
米国などが開発中のステルス戦闘機F35が3日、空母に着艦する試験に初めて成功した。国防総省が発表した。
試験を行ったのは、3種類あるF35のうち、空母搭載仕様のC型。機体尾部のフックを甲板上のワイヤに引っ掛ける方式で、西部カリフォルニア州サンディエゴ沖の空母「ニミッツ」に着艦した。米軍はC型について、2018年中の配備開始を目指している。
F35の開発をめぐっては、再三にわたる機体トラブルや単価上昇などで先行きが危ぶまれていたが、最近は単価も低下傾向にあるなど、軌道に乗りつつある。航空自衛隊は、第1陣として17年3月末までに空軍仕様のA型4機の引き渡しを受ける予定。(ワシントン時事)