台湾の国民党が建党120周年を記念して特別展


東京・南麻布の中正堂会館で孫文の肖像画などを展示

台湾の国民党が建党120周年を記念して特別展

 台湾の中国国民党が今年、建党120周年を迎えたことを記念する特別展(主催・東京中山学会)が東京・南麻布の中正堂会館で行われている。台湾で「国父」と呼ばれる孫文の肖像画や写真、建国大綱の複製などが展示され、120年にわたる同党の歴史を振り返ることができる。

 同党中央評議員の林丕継さんは「梅屋庄吉氏や宮崎滔天氏など、日本の支援者がいたからこそ孫文先生の辛亥革命が成功した。大アジア主義を唱えた孫文先生は、日本が中心となって、自由、民主の理念をアジアに広めていくことを願っていた」と強調する。

 ○…同館名誉会長の林雪美さんは「孫文先生は、日本の明治維新から多くの影響を受け、列強から不平等な扱いを受けていた当時の中国の状況を変えようとしたことを知ってほしい」と語った。展示は、29日まで。