銀座すずらん通りに初の長野アンテナショップ


信州の古民家をイメージした内装、厨房や貸しオフィスも

銀座すずらん通りに初の長野アンテナショップ

オープンした長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」の1階店内=26日午前、東京・銀座

 場所は三越や和光の時計台がある銀座4丁目交差点から徒歩1分。宝飾店や高級ブティックが立ち並ぶ商店街の新築ビル「NOCO」の1、2、4階(計約400平方メートル)を賃借した。

 1階は信州の古民家をイメージした内装で、カラマツ材を使った陳列棚に、長野県産のりんごや野菜、ワイン、日本酒など1000種類の商品が並ぶ。2階に観光情報コーナーのほか、厨房(ちゅうぼう)やイベント場、4階には県内への移住・就職の相談ブースや貸しオフィスが設けられた。厨房は県産食材を使った料理の紹介などに活用、貸しオフィスは県内企業が商談に使える。

 この日は午前11時の開店前から、約500人の客が入り口に行列をつくる盛況ぶり。テープカットに臨んだ阿部守一知事は「これまで長野県は発信力が十分でないと言われてきたが、ここを拠点に県の素晴らしさを発信したい」と話した。運営費は年約1億3000万円。