ニューヨークで大衆文化の祭典「コミコン」


日本企業も商売に熱

ニューヨークで大衆文化の祭典「コミコン」

 アニメや漫画など大衆文化の祭典「ニューヨーク・コミック・コン(コミコン)」が9日、4日間の日程で始まった。ニューヨーク市内のイベント会場は、好みの衣装に身を包んだコスプレ姿の人々らでにぎわった。日本の大衆文化の人気が海外で高まる中、日本企業も商品やサービスの宣伝や販売に熱が入った。

 2006年に始まったこの祭典は、ファンの増加に伴い規模が拡大。今年は約700の企業・団体が出展し、約15万人の入場者が見込まれている。

 「クールジャパン」戦略を推進する日本政府も「日本文化に親しみを持ってもらいたい」と出展。10日からよろいを体験できるコーナーなどを設ける。海外展開を加速している携帯端末向けゲーム会社グミの大野木勝執行役員は「漫画好きのユーザーに遊んでもらっている」と、米市場での手応えを語った。(ニューヨーク時事)