伊藤琴美さん、弓道に打ち込む「明るい子」


御嶽山で死亡の愛知県知立市の高校3年生

伊藤琴美さん、弓道に打ち込む「明るい子」

御嶽山噴火の犠牲者、伊藤琴美さん

 「いつも明るい子だった」。御嶽山の噴火で、29日に死亡が確認された愛知県知立市の高校3年生伊藤琴美さん(18)は部活動の弓道に打ち込む一方、外国語を学びたいと大学への進学を目指していた。登山したと知らなかった友人らは30日朝、急な知らせに一様に悲しんだ。

 通っていた県立安城南高校の神谷康夫校長によると、中学校で卓球部だった伊藤さんは、高校では弓道部に入り、1年生で初段を取った。明るく前向きな性格だったという。

 同じ弓道部員だった3年生女子(17)は「将来の進路を真剣に話したことがあり、外国語を学ぶ大学に行きたいと言っていた」と振り返る。「噴火は自分に関係ないことと思っていたのに」と目に涙を浮かべ、「『今までありがとう、大好きだった』と伝えたい」と話した。

 部の後輩の2年女子(17)も「信じられない」と驚いた様子。「一緒にいて楽しい人で、部活を頑張るすごく良い先輩だった」と悲しんだ。

 伊藤さんは27日、父親を含む計17人のグループで御嶽山に登った。このうち同県豊田市の小学5年の女子児童や男性会社員ら3人も行方不明になっている。