「危険ドラッグはだめ!」警視庁が呼び掛け
新宿区内の中学校で中学生に非行防止教室を開く
危険ドラッグなどの薬物による非行防止を呼び掛けるため、警視庁の警察官が30日、東京都新宿区内の中学校を訪れ、生徒たちに危険ドラッグの有害性を説明する薬物乱用防止教室を開いた。
教室が開催されたのは区立牛込第二中学校(同区喜久井町)。講師役の中島宏子巡査部長が体育館で、中学3年の生徒約90人を前にスライドなどを使用して説明。麻薬や覚せい剤より有害な場合があることや、危険ドラッグが絡む悲惨な事件について説明した。
中島巡査部長は危険ドラッグを所持したり使用したりした場合には「少年院での生活を送ることもある」と指摘。「ちょっとだけ試してみる」「合法だから安全だ」など甘い誘いや言葉に決してだまされないで、と注意を呼び掛けた。
男子生徒(15)は「繁華街など身近な所で危険ドラッグが売られていることに驚いた。勧められても絶対に手を出さない」と話した。