警官コンビ「フリコマンダーGP」に漫才指南
宮川花子さんが岐阜県警で、振り込め詐欺防止に向け
高齢者に振り込め詐欺への注意を呼び掛けようと、岐阜県警の警察官が結成した漫才コンビに、ベテラン漫才師の宮川大助・花子さんが21日、演技指導した。花子さんは大阪府警の元警察官で、経験を生かしてアドバイスした。
漫才コンビは今年6月に結成した「フリコマンダーGP」。レベルアップのため県警が吉本興業に協力を依頼したところ、「警察官だった花子さんはどうか」と申し入れがあり実現した。
コンビはこの日、愛知県東海市で行われた大助・花子さんの公演の合間に、控室で漫才を披露。花子さんは「めりはりを付け、優しいところは優しく。交通違反の切符を切るにも優しく接した方が切りやすい」などと指導した。
終了後、花子さんは「漫才での注意喚起は本当にいいアイデア」と笑顔で評価。フリコマンダーGPの佐伯真也巡査部長(31)は「指導していただいた、人を引きつける話し方を生かしたい」と表情を引き締めていた。