プロ野球楽天の星野仙一監督、今季限りで退任
「直接の原因は成績」、球団創設9年目で日本一に導く
プロ野球楽天の星野仙一監督(67)が18日、コボスタ宮城で記者会見し、今季限りの退任を表明した。「直接の原因は成績。ファン、選手、球団に迷惑を掛けた」と語った。
星野監督は昨年、田中将大(現米大リーグ・ヤンキース)の大活躍もあり、球団創設9年目で初のリーグ優勝と日本一に導いた。だが、今年は胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症を患って手術を受け、5月末から約2カ月間休養し、チームは下位に低迷した。複数年の契約を残しているが、「シーズン中に離れるのは勝負師としてあってはならないこと。今季限りと決意していた」と説明した。
会見に同席した三木谷浩史オーナーは「慰留したが、本人の辞意が固かった」と話した上で、何らかの役職に残ることを要請し、後任監督についても相談する意向を示した。
星野監督は現役時代、中日で投手として活躍し、引退後は中日を率いて2度、阪神で1度のセ・リーグ制覇。08年北京五輪では日本代表監督を務めた。11年に初めてパ・リーグで指揮を執り、昨季初の日本一に輝いた。