仁川アジア大会日本選手団の支援拠点を公開


疲労回復機器「クライオセラピー」を初めて導入

仁川アジア大会日本選手団の支援拠点を公開

日本選手団の支援拠点となるマルチサポートハウスで、マッサージベッドが並ぶスペース=12日、韓国・仁川(時事)

仁川アジア大会日本選手団の支援拠点を公開

超低温で疲労回復を促すマルチサポートハウスの「クライオセラピー」=12日、韓国・仁川(時事)

 19日に開幕する仁川アジア大会で、日本選手団の現地支援拠点となる「マルチサポートハウス」が12日、報道陣に公開された。

 選手村から約3キロ離れた仁川市内のホテルの地下1階から地上3階までを借り切り、スタッフ約40人が常駐。トレーニング機器やプールを備え、選手の調整を支援する。

 今回の装備としては、液体窒素を気化させたマイナス170~マイナス130度のガスを当て、疲労回復を促進する「クライオセラピー」を初めて導入した。統括責任者の日本スポーツ振興センターの高谷吉也理事は「ジムはロンドン五輪時より充実させた」と胸を張った。

 マルチサポートハウスは、アジア大会では前回の広州大会で初めて運用された。今回の総経費は約3億円に上った。(仁川〈韓国〉時事)