ソニー社長、米スマホ市場開拓の材料に
新型スマホにPS4連携機能を搭載
ソニーの平井一夫社長は4日、ベルリンで5日開幕する家電見本市「IFA」を前に当地でインタビューに応じた。家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」との連携機能を搭載した新型スマートフォンについて、「特に米国で(携帯電話会社に)採用してもらうための材料となる」と述べ、米市場開拓の武器になるとの見方を示した。
PS4は全世界の販売台数が1000万台を突破する人気ぶりで、伸び悩むスマホ事業の立て直しに利用する。ソニーは、新たにソフトバンク子会社の米携帯電話3位スプリントから端末を売り出す見通しだ。
体に装着する情報機器「ウエアラブル端末」は「何がヒットするか見えていないトライアル(試み)の段階だ」との見方。ファッション性も重視する必要があると指摘した上で、そのためにソニーが他社と協業する可能性も示した。(ベルリン時事)