若田光一さん、地元・さいたま市で報告会


祝賀パレードに5000人集まる「さいたま市民として誇らしい」

若田光一さん、地元・さいたま市で報告会

報告会で子供から質問を受ける宇宙飛行士の若田光一さん(右)=20日午後、さいたま市

 国際宇宙ステーションで日本人初の船長を務めた若田光一さん(51)が20日、高校時代まで過ごしたさいたま市で報告会を行い、「皆さんのエネルギーをもらい頑張れた」とあいさつした。報告会後の祝賀パレードには、若田さんを一目見ようと5000人が集まった。

 若田さんは宇宙で撮影した映像を流しながら、宇宙飛行士の仕事について説明。「何かになりたいと思ったら、そのために頑張れば将来につながる」と子供たちに語り掛けた。

 同市の小学3年坂井勇翔君(8)が「どんな人が宇宙に行けますか」と質問すると、若田さんは「(宇宙では)1人でできることは少ない。チームワークを大切にできる人」と答えた。

 沿道でパレードを見た同市大宮区の主婦綾川敦子さん(47)は「感激しました。さいたま市民として誇らしい」と興奮気味に話していた。