111歳の百井盛さん、ギネス世界記録に認定
男性の世界最高齢者として、男女とも最高齢者は日本人
さいたま市在住で111歳の百井盛さんが20日、男性の世界最高齢者としてギネス世界記録に認定された。ギネスワールドレコーズの社員が東京都内の病院を訪れ、百井さんに認定証を手渡した。百井さんは「あと2年くらい長生きしたい」と、小さい声ながらはっきりと答えたという。
昨年8月には、大阪市在住で116歳の大川ミサヲさんが男女を通じた世界最高齢者としてギネス世界記録に認定されており、最高齢者は男女とも日本人となった。
百井さんは福島県南相馬市出身で、1903(明治36)年2月5日生まれ。さいたま市中央区在住で、現在は都内の療養型病院に入院している。さいたま市によると、食事を完食するなど元気な様子で、聴力が多少衰えているものの、筆談でコミュニケーションを取ることができる。
百井さんは長年高校教諭として働き、埼玉県立与野高校の校長などを務めた。読書が趣味で、約2000冊の蔵書があるという。